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アフリカにょろり旅


アフリカにょろり旅
青山 潤 / / 講談社
スコア選択: ★★★★
 私が読んだ本(3)
 東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授(実はこの人は世界で初めてニホンウナギの産卵場を特定した人)は全世界のウナギ18種類の標本を集めたいという目標を持った。5年ほどで17種は集められたのだが残る1種が手に入らない。それが『ラビアータ』だった。
 ラビアータ捕獲のため、塚本教授と助手の青山、渡辺の3人はマラウイへ旅立った。教授は途中で帰ったので、助手の2人はマラウイからモザンビーク、ジンバブエのあたりを2ヶ月近く放浪する。果たしてラビアータは見つかるか。
 予算がないためバス移動、ポンコツトラックの荷台に乗ってのヒッチハイク、安ホテルでの生活を強いられた。50度近い気温と宿泊施設や食事のひどさから体力を消耗し、著者はマラリアになりかかったり何度か危ない目にもあう。彼らが生きて帰って来られたのは運が良かったからではないかと思えてくる。こういう調査は体も精神もタフでなければ勤まらないもののようだ。
 この本を読んで数カ月後、NHKの番組で偶然に塚本教授とその研究室を見る機会があった。思った通り楽しそうな人達で、好きな研究に打ち込んでいるようだった。
by ishigamet | 2008-09-21 13:38 | 読書


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